2001年1月9日火曜日

Amplified

Amplified

Q.I.BASE013D
Release Date: 2004.4.21
Price: 2,100yen

Q.I.「実はこの作品リリースにあたって20曲以上作曲し、全て録音したが、結局6弦ベースを使用した作品やエレクトリックな作風の楽曲群は全てこのアルバムには収録しなかった。
70年代初期のフェンダージャズベースのみ使用したシンプルな楽曲をギターアンプに通して録音された9曲をピックアップして収録した。
かつて70年前後のアートロック、プログレッシヴロックをずいぶん愛聴していた。
その頃の質感を大切にしながら、新たなBASSNINJAの世界を作りたかった。
ここでは不思議で綺麗なコード感やアルペジオのみならず、弦をこする音、ハムノイズ、間さえも、楽曲として欠かせない役割を果たしている。
コンスタントにソロ作品を作るにあたり、自己模倣は絶対にやってはいけない怠惰な行為だと思う。
常に変化しながら、時の最尖端うんぬん以上に、5年10年経っても新鮮なサウンドを追求していきたいのだ。」

“世界各地をソロでツアーし“BASS NINJA”の異名を持つ今沢カゲロウの9作目のアルバム。多弦ベースのテクニカルなプレイでも知られるが、本作はヴィンテージのジャズ・ベースのみを使ったスロー曲集。ベースが唄うサウンドを聴いてみたいヒトはぜひ一度。”(CD Journal2004年6月号)

“特殊6弦ベースを駆使した独自の音楽を紡ぎ続ける今沢カゲロウ。海外ではBASS NINJAの異名をとる孤高のソロ奏者の最新作は、74年製のフェンダー・ジャズ・ベース1本による独奏曲集というフォーマット。テクニカルなプレイに裏打ちされた緻密な楽曲も朝メシ前の今沢だが、ここではミニマムなフレーズで美しい音の風景を紡ぐ姿を窺うことが出来る。運指の擦過音やノイズも生々しく収録されており、今沢がゆっくりとジャズ・ベースと呼吸をやりとりしている様が、淡い映像のようなものを伴って浮かんでくる感じだ。その感触はマーク・リボーやローレン・マザケイン・コナーズあたりを彷彿させたりもした。”(Player2004年6月号)

“独特なアプローチのプレイでエレクトリック・ベースの可能性を拡げている今沢カゲロウの9枚目のアルバムは、ヴィンテージのフェンダー・ジャズ・ベースでのソロを聴かせる。それもスロー・バラードである。アコースティック・ギターやピアノ・ソロを思わせる情感豊かなメロディ・ラインをしっとりと歌い上げ、強力なテクニックを用いずゆったりとした空間のなかで独自の音世界を作り上げている。特にM(4)(6)では、このアルバムのコンセプトが顕著に表現されている。”(BASS MAGAZINE2004年5月号)

“ベース1本引っ提げて海を渡る今沢。先鋭的演奏手法と最新再生技術を用いたクレイジーな単独パフォーマンスが、全世界で注目を浴びる理由だ。ひたすら崖っ淵に向って駆けていく無鉄砲さと、あらん限りの技巧を投入する破滅型危険臭を漂わせながら、一方でそれをクールに見据える本人の存在を感じさせ、背筋の凍る思いにさせる。新譜はこれまでのノイジーなエフェクトを排し、オーヴァーダブも編集もない。猛スピードで繰り返す独特のフレイズ表現もなくなり、あるのはスペイシーでスポンテイニアスなアルペジオ・プレイだけ。もうひとつの彼の資質の顕現か。このサウンドに何が読み取れるか、聴く側の感性を試すシニカルさを感じる。”(JAZZ LIFE 2004年5月号)

Track List:

daylight
Amplified
Star Pointer
Nuclear
Shell Game
Gambler's Wives
gods
Adam
The End

total time 35:22

2001年1月8日月曜日

TAPIRUS

TAPIRUS

Q.I.BASE012E
Release Date: 2003.9.20
Price: 1,575yen

Q.I.「バラードのみで構成されたミニアルバム。
ソロキャリアをスタートした時からこの様な音楽性を持っていたにもかかわらず、「自分の音楽の色彩に合わない」と意図的に封印していたバラードをまとめて収録。
「バラードだけの作品集を作って欲しい」という日本の制作陣やファンのラヴコールによって実現した。
SNATCH!のコンセプトでのツアーも一段落して、シリアスなものや幼少期から持っていた自分なりの音楽性と向き合いたくなったのもこの頃。
録音は極めてシンプルで、6弦フレットレスベースと6弦フレッテッドベースの二重奏が中心になっている。」

“ベース1本でソロギターさながらのプレイを聴かせる今沢カゲロウ。通算8枚目となるミニ・アルバムはバラード集。6弦ベースの特徴を活かしコードを巧みに使っているが、ウリはテクニックよりドゥルッティ・コラムあたりを彷彿させるアンビエントな和み感かも。”(CDジャーナル2003年11月号)

“世界各地をベース一本で奔走する今沢カゲロウの8thミニ・アルバム。6弦エレクトリック・ベースによる独奏スタイルで、特殊奏法やエフェクト・ワークを駆使したサウンドは、マニアックなファンや多くのミュージシャンに支持されており、海外などでは"BASS NINJA"と異名を取ることでも知られている。卓越したテクニックは無論、全編フレットレスベースで録音された収録曲を聴いて感じたのは、何よりも音楽としての完成度の高さだ。ベースという楽器の可能性、表現力の豊かさも再認識させられる仕上がり。”(Player 2003年11月号)

Track List:


trefoil
kwasida frankaa
I.L
International
CROSSFADE
TAPIRUS

total time 21:57

2001年1月7日日曜日

SNATCH!

SNATCH!

Q.I.BASE011D
Release Year: 2003
Price: 2,310yen

Q.I.「BASSNINJAの音楽の持つ色彩感、ロックのダイナミズムやソリッド感にこだわり、ソロプレイヤーとしてのプレイ面の欲求を完全に排除して制作。ジョークや遊び心をちりばめて、バンドサウンドを構築していった。
細かいテクニックやエフェクト類はほとんど使わず、生のベースとドラムのみ。
BASSNINJAがウッドストックなどの大きなロックフェスティバルに出演してベースソロ以外で演奏した場合、どういったやり方でオーディエンスと楽しい空間を共有できるかなど、エンターテインメント性の強調もイメージして作られたのがこのアルバムの特徴。」

“通算7枚目を数える今回のアルバムは、何と言っても全編ベースと生ドラムのみで構成されている点に注目したい。ツアーの合間を縫って制作されているというだけあって、ライヴ感をまといながら分厚く鋭く響いてくる重量級のベースプレイはまさに圧巻のひと言。小技で聴かせるこれまでの世界にはないダイナミックさを体感できる全20曲。”(YellowPage 2003年3月号)

“精力的な公演数と強烈な存在感で欧米でも注目されているベース・ニンジャこと今沢カゲロウの7thアルバム。その異名の通り、ベースの表現力の限界に挑戦するような驚異的なテクニックでムーン6弦ベースから繰り出される音の量にまず圧倒される。
今回はベースと生ドラムという構成だが、ややメタリックな響きのドラムと多彩で肉感的なベースのトーンとの絡みは、まるで鋼鉄の鎧の中にたぎる熱い血潮のようなへヴィ・サウンドだ。一方でベースのみの楽曲で奏でられるフレーズ作りも巧みで、呪術的な妖しさすら感じられる。”(Player 2003年4月号)

“6弦エレクトリック・ベースという武器から繰り出される超絶プレイの数々は、まさしく神業。エレキベースという楽器の限界を超えたテクニックは、聴く者を圧倒してくれること間違いなしだ。”(Sound&Recording 2003年4月号)

“"ベースニンジャ"今沢カゲロウは、そのマジカルなスキルとパフォーマンス性で東洋人ベーシストとしてハリウッドから初の公式招待を受けソロ公演とクリニックを行ない、ベルリンでは150万人をベース一本で熱狂させたという男。今作はすでに7thアルバムとなり、6弦・5弦は当たり前、さらに様々なエフェクトも駆使して生ドラムとともにアクロバティックなハイパー・ベース・サウンドがギッシリの全20曲。”(FOOL'S MATE 2003年6月号)

“6弦ベース奏者として世界を股にかけ活躍する今沢の7枚目のアルバム。非常に攻撃的かつ扇動的。ジャンルに括られることのない多彩なサウンド、そしてベースの限界を超えたプレイにトランス状態は必至。これほど良い意味で緊張状態が続くアルバムもめずらしい。”(CDジャーナル 2003年5月号)

“~長短20曲をコラージュした、混沌とする未来感覚~ベース1本で世界をわたる股旅ベーシスト今沢の、ついに7作目。考えられる最先端手法と技法を駆使しながら、音源は全てベースに頼るというのがこの人のスタンスだ。オール・ベース・ソロであったり150万人の聴衆を巻き込む実況モノであったり、ヴォイスや民族性を採り入れてみたりと様々に変容し楽しませてもくれるが、その本質は何といっても冷徹でドラギッシュなフューチャー・サウンドにある。今作は乾いたドラムを入れてのグルーヴ・ロック!ベルリンを騒然とさせたあのテクと奇抜な展開に再び唸らされるが、長短20曲をコラージュした混沌とする未来感覚にまた新たな彼の世界観を見よう。7曲目以降、これまでのストイシズムとは異なる悪戯心も聴き逃せない。”(JAZZ LIFE 2003年4月号)

“初っ端の1トーンから神経パルスをビリビリ刺激しまくる独特の緊張感。聴く者の意識を完全に異世界に連れ去ってしまうかのような”高揚感”こそがカゲロウ・ワールドの真骨頂。~中略~別次元に突き抜けてしまっているセンスや演奏力には相変わらず異論ナシ。新たなる異名として”ベース界のリチャード.D.ジェイムスという称号を進呈したい。”(BASS MAGAZINE 2003年4月号)

Track List:

 

SNATCH!
Freakout
Big Purple
stereo
V
Magnitude2000
cold turkey
S・H・A・K・E
on and on
過ちは人の常
LFO
outro
Easy rider
PL&E
PL&F
mono
WILD TURKEY
印度
stars
intro

total time 56:20